多くの方々にとって、アパートを借りたり、マンションや家を買うときは、事前に内覧するのが一般的。特に購入する場合は、部屋や収納、間取りの様子をしっかり自分の目で確かめてから決断したいものですよね。

画像: 【VR×不動産】<海外事例>
遠方から部屋の内覧・購入まで一直線。VRは不動産業界をどう変えるか

しかし、今アメリカの住宅購入者の間では、部屋の内覧をすることなく家を購入するケースが増えてきています。では、内覧をせずに家を買う人は、何を決め手にしているのでしょうか。

ウォールストリートジャーナル紙(WSJ)に、以下のような記述があります。

“1,334 recent home buyers in 11 major metropolitan market, 33% said they had made an offer on at least one house “sight unseen”.”
「全米11の大都市で最近家を購入した1,334人の人々の33%は、内覧をすることなく家を買ったと証言しています。」

”Today, 3-D tours are more commonly seen on high-end listings that have larger marketing budgets...”
「3Dツアーはマーケティング予算に余裕がある高級物件においてより一般的なものになってきている」

出典:Buying A Home Sight Unseen Is Easier Than Ever—and More Common
https://www.wsj.com/articles/buying-a-home-sight-unseen-is-easier-than-everand-more-common-1498140215?ref=/real-estate-luxury

今ではFaceTimeやSkypeといったビデオ通話で不動産業者と顧客がやり取りするのは当たり前。さらに最近ではVRが不動産業界に進出し、そのマーケティングやセールスの方法が大きく変えようとしているのです。VRがどのように不動産のマーケティングに活用されているのか。実例をもとに紹介していきましょう。

不動産物件のVRを専門に制作する、VirtualAPT社

ニューヨークのブルックリンに本社を構えるVirtualAPT社は、不動産物件の内覧AR・VR動画を制作しています。同社には「内覧することができない人、内覧する時間を節約したい人を助ける」という目標があります。

VirtualAPT社が制作する動画はサイト上でワンクリックするだけで再生されるものが多く、同社CEOのColin氏は「住宅購入をする裕福な人々は、アプリをダウンロードすることを嫌う傾向がある」と言います。また動画はいずれも15分以内に収まるように作られています。

注目すべきは、VitualAPT社が制作する動画は、アパートやマンションの内覧VR動画だけでなく、物件の周辺の街並みや法人に向けたオフィス動画の制作にも力を入れている点にあります。

■ニューヨークシティの高級アパート

画像: ■ニューヨークシティの高級アパート

こちらはニューヨークシティにあるアパートの内覧動画。ナレーターの男性が部屋の説明するなど、リアルな内覧の様子が再現されています。すべての部屋がくまなく撮影されているため、自分がここに住んだらどんな生活ができるのか、想像するのも楽しそうですね。

■セントラルパークなど有名なニューヨークシティの街並み

引越しをするとなったときは、部屋や家のことだけではなく、その物件の周辺の環境も気になるもの。家を購入し引越すことになったら実際に毎日生活をする土地になるため、街の雰囲気や治安もあらかじめ確認しておきたいですよね。

画像: ■セントラルパークなど有名なニューヨークシティの街並み


VirtualAPTは、新しい不動産を探すユーザーのニーズをVRを使って満たしてくれます。ガイド付きで360度どこからでも街を俯瞰することができるので、自分の好きな角度や目線からニューヨークシティの街を探索。まるで実際に自分が街を歩いているような気分になることができます。

全米各地のアパートだけではなく、ホテルのVR動画の制作を手掛けるMatterport社


シリコンバレーの中心に位置するサニーベール市に本社を構えるMatterport社は不動産だけではなく、ホテルやリゾート地のVRツアーをプロデュースしています。

多くの不動産会社は、自社のサイト内でのアパートや住宅の紹介で、Matterport社のVRツアーを紹介することが増えてきました。動画ではなく、ツアーにすることで、すべての部屋を閲覧することができ、視聴者は自分のペースで進むことができるのが特長です。

■Sotheby社で紹介されている、VRツアーの例

不動産会社のSotheby社は全米の高級住宅の物件を取り扱っております。いずれの物件の紹介ページには、Matterport社のVRツアーが組み込まれているのです。例えば、こちらのニュージャージー州の家の紹介ページを見てみましょう。

従来の不動産サイトと同じく、フォトギャラリーや紹介動画があります。それらに並行して、VRツアーが掲載されています。VRツアーはあくまで家を買ったり、アパートを契約したりするための参考資料という立ち位置です。しかしまるでその家にいるかのように錯覚するのがVR。参考資料にはすぎませんが、住宅購入検討者にとっては大きな影響を与えることが予想されます。

不動産VRが可能にするマーケティングの未来

この事例からもわかるとおり、不動産業界のマーケティング戦略と、VRは高い親和性があります。最大のポイントは、遠隔地にいるユーザーと不動産業者をマッチングさせ、ユーザーの住宅の購入意欲を大きく手助けすることができること。ではどのようなメリットを生むことができるのか、見てみましょう。

■急な引越しにもフル対応できる、内覧VR動画

急に転勤が決まったとき、サラリーマンの皆さんは引越しの準備だけではなく、挨拶回りや仕事の引き継ぎなどで多忙を極めます。そんな忙しいときに新天地の不動産情報を探し、物件を見にいくのは非常に大変な作業になりますよね。

また新大学生や新社会人で新しい土地に引越す場合、物件をじっくり探す時間をとることはむずかしいでしょう。

その点、VRの内覧動画は、仕事の隙間時間にサクッと見ることができ、部屋のイメージがしやすくなります。上記のような忙しい方々にとって、物件探しの時間節約に大きく貢献してくれるのです。

また普通の動画では一方的な視点しか得られませんが、VRの場合は360度どこからでも見ることができるので、まるで本当に自分がその場所にいるかのような気分にさせることができるのも大きな魅力です。

■遠くに別荘を持ちたいという老夫婦や家族の願いをVRが叶える

憧れの場所に移住したい、別荘を持ちたいと思うときにネックになるのは距離。現在住んでいるところから、買いたい家がある場所までが遠いときは、移動だけでもひと苦労です。VRが不動産業界に参入したことで、この問題も解決することができます。VRならいつでもどこでも内覧することが可能になったことから、自宅から世界中の物件をまとめて見ることができるようになるのです。

例えば、定年後地方での暮らしを考えている東京在住の老夫婦がいたとします。候補は北海道と沖縄県。広大な自然の中で余生をのんびり暮らすか、もしくは南の島で暮らすか、悩んでいます。東京から北海道、沖縄へと行くことはできますが、お金と時間がたくさんかかってしまいますよね。そんなときに役立つのがVRです。自宅にいながらでも気軽に両方の内覧ができ、もしかしたらその場で意思決定ができることも考えられますね。

VRは不動産業界とユーザーの「ハードル」を下げることを助ける

VRを通じて顧客が不動産の内覧をいつでもどこでも自由にできるようになることで、これまでよりも多くの顧客によりリアルな不動産情報をリーチさせることが可能になります。最大のメリットは、ユーザーの「時間的節約」と「物理的距離」のハードルを下げることができること。従来なら遠くて足を運べなかったという人に対しても、VR動画を提供することで興味・関心を喚起し、購入へのアクションへのきっかけを与えやすくなったことが考えられます。

画像: VRは不動産業界とユーザーの「ハードル」を下げることを助ける

例えば、アパートの契約更新が迫っている人がいます。このようなケースは、このまま更新して同じところに住み続けるか、新しいアパートに行こうか迷うものです。そんなときにVRで内覧動画やツアーを見ることができたら、ユーザーが「新しいところに行くか迷っている」から「本格的に検討しよう」と思うきっかけになり得るでしょう。

そのほかにも不動産屋にとっては人件費や経費の削減にもVRは貢献します。内覧のたびにスタッフを赴かせないといけなかったものが、VRによってその必要がなくなってくるのです。人件費を削減することができたぶんを他の施策や予算に回すことが可能になりますね。

このようにVRは不動産業界にあったハードルを下げ、より多くの人に物件を知ってもらう機会を今後も拡大させていくことは間違いないでしょう。

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