この数年の間で、ビジネスや経済ニュースに関するウェブサイトや雑誌記事に「IoT」という文字を見かける機会が多くなってきました。

IoTとは、”Internet of Things”の頭文字を取ったもの。これからの社会を支えるテクノロジーとしてさまざまなジャンルで注目されていますが、そもそもIoTとはどんなことを意味し、具体的にはどのようなもののことを指すのでしょうか。

画像: 【IoT×睡眠】<海外事例>
よりパーソナライズされた快眠を提案。IoTを生かしたマーケティング術とは?

そもそもIoTってなに?

世界的に有名なドイツのソフトウェア関連会社のSAPによると、IoTとは以下のように定義されています。

“The vast network of devices connected to the Internet, including smart phones and tablets and almost anything with a sensor on it – cars, machines in production plants, jet engines, oil drills, wearable devices, and more. These “things” collect and exchange data.”

「スマートフォンやタブレットはもちろんのこと、車や機械やジェットエンジン、ウェアラブルといったデバイスがインターネットと繋がることである。これらのデバイスはデータを集めて交換することができる。」

出典:What is the Internet of Things (IoT)?

https://www.sap.com/trends/internet-of-things.html#

噛み砕いて考えてみると、IoTとはモノとインターネットが繋がること。IoTにはさまざまな種類があり、ウェアラブルもそのひとつです。ウェアラブルとは、体に身につけられるテクノロジー。たとえば、スマホの通知を受け取ることができる指輪といったものがあります。指輪が光ることで、スマホに届いたメッセージの通知がわかるのです。

私たちの身近なApple WatchもIoTのひとつ

身近な例で言うと、Apple WatchもIoTのひとつとして考えられます。時計という「モノ」がインターネットと繋がることでメッセージを確認することができたり、何かを調べたりすることが可能になりますよね。支払いもそのままApple Watchで済ませる人が増えてきました。

Apple Watchの他にも、AmazonエコーやAmazonダッシュといった話題の製品もIoTの仲間のひとつに数えられます。IoTだと認識はしていなくても、「これもIoTだったのか!」というモノが増え始め、少しずつ私たちの生活に徐々に浸透してきているのです。

その中に「睡眠」をテーマにしたIoTがあります。IoTは私たちの生活には欠かせない「睡眠」をどう変えてくれるのか?また、その製品から収集されたデータは、どのようにマーケティングに生かされるのか? 今回は【IoT×睡眠】をテーマに、その事例を紹介していきましょう。

【Neuron】アイマスク型IoTで快眠と心地いい目覚めを提供

画像: neuroon.jp
neuroon.jp

アイマスクとしての役割を果たしながら、快適な眠りに導いてくれるNeuron。普段の睡眠の質が上がるだけではなく、睡眠の悩みの改善ポイントを“睡眠データ”を元に分析する役割も果たしています。

普段ぐっすり眠れていないと感じる、朝起きたときに疲れが抜けきらない、夜寝るときになかなか寝つくことができない、また海外出張が多い、そんな方にぴったりですね。

Neuronのアイマスクに内蔵された光センサーの働きで眠気を誘い、起きるときはNeuron Sunshineという自然な光を再現することで目覚めをよくする効果を発揮します。これで目覚ましの音で起こされる不快感はなくなり、さらに快適な睡眠をコントロールできることで、海外出張や旅行のときに悩まされる時差ぼけによる疲労感も、Neuronがすべて解決してくれるのです。

またNeuronには睡眠時間の中でいつ深い眠りになり、またどのタイミングで浅くなっていくのかもすべて測ってくれる機能があります。このデータを元にNeuronは、1日の中でのベストな仮眠時間を提案してくれます。快眠と心地いい目覚めで、日々の疲れも癒されるわけです。

【Sense with Sleep Pill】ヒトの癖や習慣を“監視”し、個人の快眠を“理解”する

画像: hello.is
hello.is

Hello社が開発するSenseは、ベッド横に置く丸い置物とクリップの2セットで稼働します。

丸い置物には部屋の気温や湿度を完治する働きがあり、睡眠に適さない部屋のコンディションのときは、変更するべきポイントを知らせてくれます。またSiriのように話かければ、目覚まし時計をセットしてくれたり、心地よい睡眠を導く柔らかな音楽をかけてくれる役割も果たします。

Sleep Pillと呼ばれるクリップは、普段寝るときに使う枕にはさむことで、私たちの睡眠の癖や睡眠サイクル(習慣)をデータ化してくれます。データはスマホの専用アプリに送られ、よりパーソナライズされた快眠を手に入れるための改善方法を把握することができるのです。これこそがIoTの特徴です。

”Not Only Monitor, But Also Understand”という記述がSenseのホームページにあります。この言葉のとおり、まさに「睡眠サイクルや癖を『監視』するだけではなく、それらをデータ化して『理解』すること」こそSenseの強みなのです。

【Beddit】ベッドに敷いてその上で寝るだけ。睡眠時無呼吸症候群などの予防効果にも期待

画像: www.beddit.com
www.beddit.com

Bedditはシート状になっており、ベッドの首元の部分などに敷くだけで私たちの睡眠データを取得する睡眠系IoTです。

この商品がIoTであるポイントは、心拍数、睡眠の質、1分あたりの呼吸の数、いびきの度合い、睡眠環境の最適化をデータ化し、専用のスマホアプリに表示してくれること。知らず知らずのうちに睡眠に関する問題が明らかにされるのです。

睡眠の質を管理してくれるIoTは多いものの、いびきや呼吸までをデータにしてくれるのはBedditの大きな特徴です。心地よい睡眠をもたらすための改善策を知るだけではなく、睡眠時無呼吸症候群といった睡眠時の病気の原因を知ることにも役に立つ可能性を秘めています。

睡眠系IoTは収集したデータをどのようにマーケティングに活用させるのか

画像: 睡眠系IoTは収集したデータをどのようにマーケティングに活用させるのか

これまで睡眠に関するIoTの製品を3つ紹介しました。ではこれらの製品で得られるさまざまな眠りに関するデータはどのようにしてマーケティングに応用されるのでしょうか。

IBMのマーケティングブログにて、IoTとマーケティングの関係性について以下のような記述がありました。

Connected devices and the IoT create could enable companies to understand how individual customers interact with them in real time. That means finding out what they buy, when they buy it and where they buy it – and consequently what incentives might be most appreciated.

「マーケッターはIoTによって、個人のお客さまがリアルタイムでIoTとどのように関わるのかが理解できるようになります。お客さまがどこで、いつ、何を買い、そして結果的にどんなことに刺激されるのか、ということが可視化されるんです。」

出典:IBM - THINK Marketing

https://www.ibm.com/think/marketing/how-the-iot-could-make-marketing-more-personal/

つまりIoTは、リアルタイムでの顧客の感情や行動を把握するのに最適であるということです。この定義を先ほどの睡眠系IoTに適用させて考えてみましょう。

睡眠系のIoTにはそれぞれ特徴がありますが、いずれのIoTにも共通して言えるのは“個人の睡眠をデータ化する”という点です。いびきの質、呼吸の回数、心拍数、レム睡眠や深い眠りの時間帯といった睡眠に関するありとあらゆることをデータ化してしまうのです。

これらのデータは、自社のマーケティングの施策に直接的に役に立つだけではなく、研究機関や他のメーカーとのコラボレーション商品の開発にも貴重なデータとして活用できます。

たとえば、ぐっすり眠れるようになる枕。この枕を開発するとなれば、レム睡眠、深い・浅い眠りになる時間帯や長さを把握することが必要になるでしょう。

このようにIoTには、マーケティングの精度を上げていくためのエッセンスが凝縮されています。これまでできなかったマーケティング施策も、IoTから獲得できるデータで可能になるのです。

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