家にいても憧れの国やリゾート地に旅行しているような気分に浸ることができたら試してみたいと思いませんか?

画像: 【VR×旅行】<海外事例>VR動画から航空券を予約する!?航空会社、観光局、出版社のVRマーケティング戦略

最近では多くの航空会社やVRを専門に取り扱うスタートアップが、ユーザーへ非日常的な体験を届けるために「旅行VR」の制作に力を入れています。

旅行VRと言っても、企業によってターゲット層の選定を含むマーケティングの施策が大きく異なります。今回は航空会社、観光局、出版社のVR動画を紹介。各社はどのようなゴールを持ち、どんな層に向けたVR動画の制作をしているのでしょうか。

【航空会社】自社のチケット売上に貢献するためのVR

カンタス航空(Qantas Airways)

カンタス航空は100年近い歴史を持つオーストラリアの航空会社です。日本では成田、羽田、関西国際空港から、シドニーやメルボルンといったオーストラリアの主要都市への便が発着しています。ハブ空港はシドニー国際空港で、ここからオーストラリア各地へ国内線が出ています。

カンタス航空はVR動画の制作に力を入れており、Hamilton Islandといった観光局やSAMSUNGなどのIT企業とパートナーシップを提携して動画を制作。これまでにVR専門アプリで18もの動画を公開しています。

画像1: カンタス航空(Qantas Airways)
画像2: カンタス航空(Qantas Airways)

このようにシドニーやエアーズロック(ウルル)といった、オーストラリアに行ったら必ず訪れたい観光地の動画が網羅されています。各動画は5分程度で収まるものがほとんど。ちょっと現実逃避をしたいな、と思ったときに見るといい気分転換になりそうですね。

興味深いのは、“BOOK NOW”というボタンがすべての動画についていること。こちらをクリックすると、カンタス航空の観光案内ページ(フライトの予約も可)に飛ぶ仕組みになっているのです。

動画を見て「エアーズロック、すごいなあ、行ってみたいなあ」と思うユーザーの心理状況をくすぐり、そのままフライトのチケットの購入に結びつけています。このようなテクニックはマーケティング手法としてよく見られるものです。

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ルフトハンザドイツ航空(Lufthansa)

ドイツのフランクフルトとミュンヘンを拠点に世界274都市へ就航するルフトハンザドイツ航空。世界中の航空会社をランク付けするAirlineRatings.comの“安全な航空会社ランキング”では、つねに上位にランクインする、人気のエアラインです。スイス航空とオーストリア航空を買収し、子会社化したことでも知られています。

ルフトハンザがアプリで公開するVR動画には、飛行機の乗車体験や休暇で訪れたい都市の紹介といったものがあります。観光案内で紹介される都市は、モーリシャス(アフリカ)、サンノゼ、ニューヨークシティ、サンフランシスコ、マイアミ(以上4都市はアメリカ)、東京、香港、北京の8つです。

画像1: ルフトハンザドイツ航空(Lufthansa)

例として、アメリカのサンフランシスコのVR動画を覗いてみましょう。

画像2: ルフトハンザドイツ航空(Lufthansa)

ここではLombard Streetという、観光地として有名な通りが動画で紹介されています。ヘアピンカーブが連続する道路には、色とりどりの花が咲き誇り、世界中の観光客を魅了させます。

東京の動画では、渋谷のスクランブル交差点が舞台。青信号になると四方から人々が入り乱れる光景は世界的にもめずらしく、外国人観光客の人気スポット。VR動画では、あの“喧騒”が擬似体験できるようになっています。東京に行きたい人に向けて、「渋谷ってこんなにエキサイティングな街なんだ」ということをVRを通して伝えているのです。

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【観光局】有名観光スポットだけでなく、ローカリズムにも密着したVR観光動画を作成

海外では、「Visit Finland(フィンランド)」や「Visit Santa Barbara(ロサンゼルス郊外)」など、自治体の観光局が「Visit ◯◯」という名前で観光サイトを運営し、地域の観光地やレストラン、イベントのプロモーションを展開しています。

画像: 【観光局】有名観光スポットだけでなく、ローカリズムにも密着したVR観光動画を作成

こちらは「Visit West Hollywood」のサイトで公開されているVR動画です。動画のトップページには、ウェストハリウッドにゆかりのある6名の人物が登場。各人の画像の上に表示されるアイコンをクリックすると、それぞれ独自の視点でウェストハリウッドを案内するVR動画ツアーが始まる仕組みになっています。

そのためメジャーな観光地のみの案内ではなく、地元の人しか知らないウェストハリウッドを覗くことができるのが大きな特徴です。

YouVisit:観光局や有名ホテルのVR動画を手掛ける

「Visit West Hollywood」の観光動画のように、ひとつのVR動画の中に、いくつかのVR動画が含まれているものは珍しいスタイルです。こちらを制作したのはYouVisitと呼ばれるVR動画の制作会社。ニューヨークのマンハッタンに本社を構えます。

YouVisit社は、「Visit West Hollywood(ロサンゼルス近郊)」の他に、「Visit Houston(テキサス州)」の2つの観光局のVR動画を制作しています。

画像: YouVisit:観光局や有名ホテルのVR動画を手掛ける

もともとは大学のVRキャンパスツアーの制作をするために創業したYouVisit社。現在は大学事業以外にも業務領域を拡大し、地方自治体の観光局や ホテルのVR動画の制作もしています。

例えばホテルのVRでは、部屋の様子だけではなく、ロビー、ミーティングルーム、ラウンジ、ホテルの高層階から見える景色といった様子を映し出します。観光客にとって、旅先で泊まるホテルは重要なポイント。しっかり事前に確認したい人にとっては嬉しいサービスですね。

【出版社】紙と動画を融合させたメディアミックスであらたなプロモーションを仕掛ける

画像: 【出版社】紙と動画を融合させたメディアミックスであらたなプロモーションを仕掛ける

自然や科学、歴史を取り扱う雑誌として世界的に有名なナショナルジオグラフィック(ナショジオ)。ナショジオはアメリカのイエローストーン国立公園のVR動画を公開しています。イエローストーン国立公園は世界遺産に登録されており、世界中から多くの観光客が訪れるところです。

360度さまざまな角度からイエローストーンの大自然を見渡すことができますね。雑誌など紙を主体とする媒体は、デジタル世代へのアプローチが伸び悩む傾向にあります。紙のデジタル化は出版業界の大きな課題。その施策のひとつとして、紙で蓄積してきた情報を動画として紹介することは、若い世代にも媒体を知ってもらう良いきっかけになります。こうしたメディアミックスによる商品の開発やプロモーションは、これからの出版社にとって重要なマーケティング施策となると考えられているのです。

Littlstar:VR動画を制作し、専門チャンネルをも運営する

こちらのナショジオの動画は、LittlstarというVR専門のスタートアップが制作をしています。

2013年に創業したばかりのLittlstar社ですが、創業5年目にしてディズニー、ユニバーサルスタジオ、ABC局、NBC局、ソニーミュージックといった世界の大企業をクライアントに持ち、さまざまなVR動画を制作。

旅行だけではなく、音楽のライブ、映画、スポーツ、ゲーム、ニュースなど、カバーする分野は多岐に渡ります。ニューヨークシティのスタートアップですが、近頃ではロックバンド「ポルノグラフティ」のライブ動画を手がけるなど、日本のユーザーに向けたコンテンツも充実してきています。

Littlstar社はナショジオの他にも、旅行分野ではABC局やエコノミスト誌とタッグを組み、上海のディズニーランドやアフリカのサファリ、世界中の美しい海のVR動画を次々と公開しています。

業界ごとのVR施策の違いと今後のマーケティングの可能性

画像: 業界ごとのVR施策の違いと今後のマーケティングの可能性

今回ご紹介した事例からもわかるとおり、VRはこれからの旅行や観光業界のマーケティング施策を大きく変えていく可能性があります。その中でも期待されているのが、これまでリーチできなかった層にもサービスを届けられること。例えば、ガジェットが好きな、旅行には興味がない若年層です。

VRには雑誌やテレビ、動画にはなかった、仮想現実の世界観をユーザーに与えることができます。旅行好きな人だけでなく、どちらかというとインドア派にもパソコンやスマホを介して旅行やどこかへ行くことに興味を持ってもらうことができます。

さらにデジタルの優れているのは、旅に興味を持ったらその場でフライトを予約したり、旅行サイトにアクセスするなど、ダイレクトなアクションに結びつけられること。VRは旅行マーケティングの未来を明るくする力があるのです。

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