世界的な投資銀行であるゴールドマンサックス社が、2016年にVRとARの将来について予測。発表されたレポート内の”Education”(教育)の項目に、以下のような記述があります。

画像: 【フィジタル × 教育】<海外事例>理科室の人体模型がARになる?教育の常識を変えるフィジタルの挑戦

“We believe VR/AR technology has the potential to be a standard in education and could revolutionize the way in which students are taught for both the K-12 segment and higher education (college and beyond). “

VRとARは幼稚園、小学校、中学校、高校、そして大学という教育現場にとって当たり前のツールになる可能性を秘めています。

“We assume $300mn in educational software revenue in 2020 and $700mn in 2025.”

我々ゴールドマンサックスは教育分野でのVRとARの市場規模は、2020年には3億円、そして2025年には7億円にまでなると予測します。

このように教育分野におけるVRとARの市場は今後ますます拡大し続け、近い将来、子どもたちが何かを学ぶ際に「VR/ARを使うことは当たり前」になることが期待されています。

今回は、教育の未来に大きな影響を与える可能性のあるVR/AR教育ツールやVRを使ったオンライン教育の実例をご紹介します。

【Curiscope】ヒトの体の奥の奥まで観察できるデジタル版、人体模型

画像: Educational app uses augmented reality to show body's internal organs www.youtube.com

Educational app uses augmented reality to show body's internal organs

www.youtube.com

人体模型といえば、理科の実験室にあった!と懐かしむ方が多いのではないでしょうか。ちょっと不気味で、怪談でもよく恐怖の対象とされていますよね。そんな人体模型が、今ではARとして見ることができます。

イギリスの首都ロンドンから電車で約1時間。ブライトンという港町に本社を構えるCuriscope社は、「AR人体模型」のソフトウェアを開発しています。

「AR人体模型」を使うために必要なものは2つ。骨のイラストがプリントされているTシャツと、スマホ(またはタブレット)です。

使い方は簡単。まずスマホにアプリをダウンロードし、骨のTシャツを着てアプリ上でカメラモードにしたスマホにTシャツをかざすだけ。そうするとスマホの画面には、人体の内部がリアルに映し出されます。

https://www.instagram.com/p/BIFQy-UAU9t/?taken-by=curiscope_official

VRまたはARモードにしてヘッドセットにスマホを装着すれば、あたかも人体の中にいるかのような世界観が目の前に繰り広げられます。心臓がドクドクと動く様子や、血液がサラサラと流れる様子までわかってしまうなど、ARならではのリアルな映像は、これまで子どもたちが怖くて目を向けたくなかった人体模型をたちまち興味の対象にしてしまうのです。

【zSpace】スクリーン上の物体が目の前に飛び出てくる。3Dで体感する科学の世界

https://www.youtube.com/watch?v=hRmkkrafboo

シリコンバレーのサニーベール市に本社を構える教育系ITスタートアップ、zSpace。主に教育業界で使うためのVR/AR製品の開発と販売を手がけています。

zSpaceのVR/AR商品には、スクリーン、ペン、メガネの3つの付属品がついてきます。メガネをかけ、スクリーンの前に立つと、スクリーン上のものが3Dとなって目の前に立体的に飛び出してきます。

たとえば、昆虫や蝶。これまでは教科書や図鑑といった本のみの観察で、子どもたちは生き物の様子を想像することしかできませんでした。今や現物に限りなく近い姿の生き物を3Dで気軽に見ることができるようになったんです。 子どもたちの関心をグッと引き寄せ、生き物や理科の学びに関するモチベーションが上がることが考えられます。これは教育業界にとって画期的なことでしょう。


全米の小中学校への導入実績は100を超え、現在では大学や図書館へも導入の幅を広げています。日本や中国、ヨーロッパ諸国へと海外進出にも成功している教育系VR/ARです。

【ペンシルベニア州立大学(アメリカ)】夏期講座はVRを使って、世界中いつでもどこからでも受講可能

https://www.instagram.com/p/BSfF3VGgyz-/?taken-by=pennstate

ペンシルベニア州立大学(Penn State)は、アメリカのペンシルベニア州のステートカレッジという都市に位置する研究型大学です。学生数は約10万人と言われ、アメリカの優秀な州立大学を示す「Public Ivy」の一校に数えられています。

大学内のオンライン教育の専門部署である、Penn State World Campusは2017年8月に大学院の夏の授業をVR動画で受講できるようになると発表しました。オンライン教育に力を入れてきたPenn StateがVRによる授業を導入したことによって、教育のデジタル化が一気に広まりました。


https://www.facebook.com/psuworldcampus/posts/10155535501427618

“We're using 360-degree video to create virtual-reality learning experiences! The first videos were implemented in a graduate course for the Penn State College of Education, and one is in the works for the Penn State College of Nursing. Click on the link below to learn more about this initiative.”

「我々はVRを使った学習体験を創るために、360度動画を開発しました。初回のビデオは、教育学部と看護学部の大学院の授業にて利用可能になりました。」

ペンシルベニア州立大学の遠隔教育の歴史は古く、1892年にまで遡ります。もともと遠隔教育は、ラジオやテレビを通して行われ、インターネットが誕生したことをきっかけにオンライン教育が発達していきました。

アメリカではほぼすべての大学がオンラインでの授業を提供しているほど、オンライン教育が盛んに行われています。

オンライン教育はWebcamやEメール、ブラックボードといったツールが使われてきましたが、VRの台頭とともにVRを本格的に導入する教育機関が登場。ペンシルベニア州立大学はその最先端をいく大学です。

盛んに行なわれているものの、問題点が多くあったオンライン教育。これまでは、クラスメイトの顔が見えず、教授と直接話をすることもできませんでした。対話式の教育ではないので、学習効率が落ちるという指摘があるほどでした。

しかしVRが導入されたことで、まるで目の前に教授がいるかのような仮想空間の中で授業を受けることができます。

将来的には、グループディスカッションなど相互で話さないといけないシーンも、VRならば可能になります。目の前にクラスメイトが本当にいるかのような仮想空間を生み出すことができると、より高い学習効果を生み出せるのではないでしょうか。

不可能を可能に変える、フィジタルと教育の世界

テクノロジーは教育の世界へとどんどん浸透し、これまでのアナログな世界観では考えられなかったようなことが、現実的になってきました。

AR人体模型で体の深い世界まで見ることができたり、目の前にスクリーン上の昆虫が3Dで現れたら、子どもたちの好奇心は掻き立てられるでしょう。大学でも、オンライン教育はさらに普及していくことが期待されています。

今回ご紹介したように、フィジタルが当たり前になることで、子どもたちに勉強することの楽しさやワクワクを伝え、これまでできなかったことができるようになることは間違いありません。

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