大学にとって、学生を集めることは存続のために必要不可欠なマーケティング施策のひとつ。アメリカでは少しでも学生の興味・関心を喚起させるために、新入生を集めるときのプロモーション活動でVRやARを使うところが増えてきました。

気になる大学の学部のことや授業や寮の部屋や建物の様子がわかるツアーなどもVRで提供されています。

アメリカのジョージア州にあるサバンナ芸術大学は、1,000円程度のVRヘッドセットを10,000人の大学合格者(まだ入学手続きをしていない者)に送付し、それから彼らを入学手続きに繋げるために、大学のキャンパスの風景や学生のリアルな様子伝える活動を始めました。

その結果、サバンナ芸術大学では入学者数が前年比で26%も増えたそうです。

出典:College Recruiting Goes Virtual with Immersive Technology

https://edtechmagazine.com/higher/article/2017/10/college-recruiting-goes-virtual-immersive-technology

このほかにも各大学では、アイディアや工夫をこらしたVRを導入したツアーが数多くあります。この記事では、VRを使った最新の大学マーケティング事情に迫ります。

【YouVisit】全米の大学が参画するバーチャルキャンパスツアーとは?

YouVisitとは多くのVR動画を手掛ける業界最大手のスタートアップ企業です。事業の大きな軸は、大学のバーチャルキャンパスツアー。400を超える全米の大学がYouVisitで大学のキャンパスの様子を紹介する動画を公開しています。

在校生が画面の右横に登場し、それぞれの建物やスポットの説明をする感じは、まさに実際に大学に足を運んでキャンパスツアーに参加しているかのような気分になりますね。

各大学はYouVisitでどのようなコンテンツを配信しているのでしょうか。

【ハーバード大学】寮の動画を公開し、部屋のミスマッチ率を減少する

画像1: 【ハーバード大学】寮の動画を公開し、部屋のミスマッチ率を減少する

数多くの著名人を輩出し、世界的にも有名なハーバード大学。

注目したいのは、1年生用の大学寮の中の様子を公開したVR動画が充実していること。

画像2: 【ハーバード大学】寮の動画を公開し、部屋のミスマッチ率を減少する

多くの大学では、写真を見て好きな部屋を選ぶことはできず、大学寮のスタッフが学生の部屋を決めるのが一般的です。そのため入学してみて、学生の希望と大学側が用意した部屋のミスマッチが数多く生じていました。

親元を離れて住む部屋は、大学生活を送る上でも重要なポイントです。そこでハーバード大学のように、寮の外観だけではなく、部屋の中の様子も細かくVRで見られることは、学生にとってとても貴重な情報となります。

このように部屋の雰囲気をVRでリアルに感じることができるため、「こんなイメージじゃなかった」と落胆する学生を減らす効果にもつながっているようです。

【アメリカ陸軍士官学校】教室の様子を公開し、リアルなキャンパス風景を伝える

画像: 【アメリカ陸軍士官学校】教室の様子を公開し、リアルなキャンパス風景を伝える

アメリカ陸軍の幹部候補を育成する、アメリカ陸軍士官学校。ニューヨーク郊外のウェストポイントという街に位置しています。大学としての機能も兼ね備えており、卒業生は陸軍での少尉の階級が与えられると同時に、学士号が取得できます。合格率は10%と極めて低く、全米から優秀な高校生が集まってくることでも知られています。

陸軍士官学校がYouVisitで公開しているVR動画では、Thayer Hallという大学の中でも最も大きな建物が特集されていました。100以上の小さな教室と大教室をはじめ、複数の学部のオフィスを紹介。陸軍士官学校に入学したすべての大学生が使用する、大学の中心的建物です。

リアルな教室の雰囲気を知ることができるのは、VRならではの魅力。将来、自分が勉強するシーンや、キャンパスライフがより具体的に想像できるなんて、高校生にとってはなんだかワクワクする体験になるでしょう。

【カリフォルニア大学サンディエゴ校】「ビーチに近い大学」を全力でアピール、華やかさを前面に打ち出す

画像: 【カリフォルニア大学サンディエゴ校】「ビーチに近い大学」を全力でアピール、華やかさを前面に打ち出す

カリフォルニア州でも有数の絶景ビーチがあるLa Jollaという都市に位置するカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCサンディエゴ)。そんな誰もが羨むロケーションにキャンパスを構え、全米で最もレベルの高い研究と教育が得られるパブリック・アイビーと呼ばれる大学群の1校に数えられています。

UCサンディエゴはこの素晴らしいロケーションをアピールするために、ビーチのVR動画を公開。海やサーフィンが好きな学生にとっては、この動画を見たら、「この大学に行きたい!」という気持ちが高ぶるかもしれませんね。

高校生にとって、大学のキャンパス内だけではなく、大学周辺の街の雰囲気はとても気になるもの。4年間生活をしていくところをこれから選ぶので、どんなところなのかを把握したいものです。その感覚を掴むのにVRは最適なツールであると言えるでしょう。

遠隔地に住む高校生にとって、VR大学キャンパスツアーは救世主

画像: 遠隔地に住む高校生にとって、VR大学キャンパスツアーは救世主

アメリカでは、大学受験のシーズンになると多くの高校生が気になる大学をめぐる旅にでかけます。5校の大学を受験するなら、5つの大学のキャンパスをひとつひとつ訪れて、キャンパスツアーに参加。日本でいうところのオープンキャンパスです。

大学をめぐる旅をするにも、お金も時間もかかります。アメリカの国土は日本の25倍。オレゴン州に住んでいるけど、フロリダ州の大学に行きたいとなれば、大学に行くだけで最低でも1人片道5万円がかかる、二泊三日の旅になります。

これは外国人留学生にとっても同じことがいえるでしょう。海外留学をしたいとなったときに、国をまたいで大学を見にいくことは容易なことではありません。

このように遠く離れた大学にチャレンジしたいと思う学生をサポートするのが、VR大学キャンパスツアー。お金をかけずに高画質なVR動画を見て、あたかもツアーに参加しているように自分がその大学にいる気分を味わえることから、利用者は急増。

キャンパスツアーは大学にとって大学入学希望者を増やす大切なプロモーションのひとつ。VR動画を活用しそのツアーを世界中の人に体験してもらえることは、まちがいなく大きな意味を持つといえるでしょう。

どんどん勢いが加速する!今後期待できる大学受験VR

画像: どんどん勢いが加速する!今後期待できる大学受験VR

大学入試のあり方を大きく変える可能性を秘めている「VR大学キャンパスツアー」。大学側にとっても、高校生側にとっても、双方にメリットがある画期的な仕組みだといえますね。

現在は多くの大学でキャンパスツアーしか実施されていないのが現状です。高校生にとっては、VRで大学見学をできることは嬉しいものですが、同時に大学スタッフに直接聞いてみたいこともたくさんあるはず。今後はこうした要望に対し、「入試担当スタッフとライブチャットができる機能」や「キャンパスイベントの様子」といったコンテンツを増やしていくことも求められます。

憧れの大学のイベントや行事にVRで参加できたら、「こんな大学生活を送りたい」という気持ちが強くなり、受験勉強のモチベーションも上がってくるでしょう。

日本の大学にもこのような機能が登場し、大学受験の多様化が生まれてくる可能性もあります。今後はVRがこの業界でどのように進化していくのでしょうか。目が離せませんね。

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