初めて行く場所、初めて行く国。日常から離れ、旅行や出張で飛行機に乗ると、ワクワクしますよね。しかし空港でチェックインや手荷物検査をする際に行列ができていたり、目的地に着いたらロストバゲージにあったりなど、空港にはストレスにつながりかねない要素がたくさん潜んでいます。

そうした空港でのイライラの原因を減らしてくれるIoTテクノロジーが、一部の航空会社や空港で導入され始めています。

IBMのIoT専門ブログにて、実際に空港で活用されているIoTを紹介する記事が公開されています。

https://www.ibm.com/blogs/internet-of-things/smart-air-travel/

IoTを使うことで、空港での時間節約やストレス軽減はどれほど期待できるのでしょうか。このブログ記事を参考に、具体的な時間の数値を出してみました。

【チェックイン】スマホやスマートウォッチで移動時間に楽々完了

航空会社や航空券予約サイトでフライトを予約した場合、飛行機が出発する24時間前になると、必ずオンラインチェックインができるメールが届くようになっています。

航空会社のアプリをスマホやApple Watchなどのスマートウォッチにダウンロードしておくと、アプリからのチェックインができます。その場合は、航空券はアプリで表示されるようになるので、印刷が不要になります。空港のカウンターではなく、オンラインチェックインをすることで、空港では大きな荷物を預けるだけで済みます。

現在ではほぼすべての空港がセルフチェックインの機械を導入しており、このおかげでチェックインカウンターの行列はやや解消されました。それでも混雑時には並ぶこともしばしば。行列も数分で終わればいいですが、数十人と並んでいたら、10分以上かかるのは目に見えています。これでは、旅に出る前から疲れてしまいますよね。
それがIoTを活用すれば、空港に行くまでのバスや電車の移動中にチェックインをサクッと済ませることができます。また空港に着いてからカフェでのんびりコーヒーを飲みながらでもOK。これで行列の煩わしさや、立ちっぱなしで待つ疲れから解放されますね。

《BEFORE》待ち時間は数十分。混雑や立ちっぱなしでストレスが溜まる。
《AFTER》待ち時間はゼロ。空港までの移動時間や、カフェやベンチでゆっくりチェックイン可能。

【道案内】もう大きな空港でも、英語がわからなくても、迷うことなし

初めて行く空港、特に多くの航空会社のハブとなっているような大きな空港へ行くと、広すぎて目的のゲートまでどのように行けばいいのかわからなくなってしまうことがあります。

そんな悩みを解消するために開発されたのが、IoTナビ。

フロリダ州のマイアミ空港では、空港の随所に埋め込まれたBluetoothのナビデータがスマホアプリと連携し、空港内のゲートやトイレ、レストランまでの道案内してくれます。

画像: New APP for Smoother Travel www.youtube.com

New APP for Smoother Travel

www.youtube.com

今回はマイアミ国際空港を舞台に、コンコースD(アメリカン航空)からコンコースH(アエロメヒコ航空)への移動するシーンを想定。アトランタから搭乗し、マイアミで乗り継ぎ。最終目的地はメキシコシティです。

そこでIoTナビがある場合とない場合とでどこまで時間が短縮できるのかを検討してみます。マイアミ国際空港はとても大きく、初めて来た人は必ずといっていいほど迷うことで知られています。

複雑な道筋だとアウト。IoTナビがない場合

手荷物チェックが終わってから、飛行機はD53ゲート(コンコースD)から出発すると案内されます。ここからコンコースHまでは徒歩移動ですが、空港内には電車があるなどして、どの方法でいくのがベストなのかがわかりません。

とりあえず徒歩で行き始めたものの、道がごちゃごちゃしていて道を見つけるまでに10分かかりました。どのようにすればコンコースHへ行けるのかを探しますが、見つかりません。疲れてしまって休憩を10分。近くにいたスタッフに聞くまでにこれで約20分。それからまた歩き始めて目的のコンコースへたどり着くまでにはさらに10分かかりました。

どこの方向に行けばいいのかとさまよっているうちに、結局、コンコースHにたどり着くまでに合計で30分もかかってしまいました。

どんなルートでも楽々移動。IoTナビがある場合

一方、IoTナビを活用すれば、ナビが示す方向に向かうだけ。まるでGoogle Mapのように空港内の道案内をしてくれるため、迷うことなくスラスラと進むことができます。

どの方向に行けばいいのか迷う時間がいっさいなくなるため、移動時間は約10分だけで目的の60番ゲートまで到達することができました。迷って疲れてしまうことや、言葉がわからなくて空港職員へ話しかけられないという心配もありません。

《BEFORE》手荷物チェック完了後から、ゲートまで移動時間約30分
《AFTER》迷う時間が省かれるため、同じルートでの移動時間約10分

【ロストバゲージ】即座に自分のスーツケースの現在地をGPS機能で把握

無事に目的地に到着。海外なら入国審査を終え、手荷物受取所で預けた荷物をピックアップしたらいざ街へ。と気分も盛り上がっているときに、待っても待っても出てこない自分のスーツケース…

こうした出発地の空港で預けた荷物が紛失されるロストバゲージに遭うと、がっかりしますよね。旅行メディア大手のTravel and Leisureによると、世界の各航空会社でロストバゲージに遭遇する乗客は、1,000人中2〜3人いるそうです。

遭遇する確率は低いものの、可能性がゼロだとは言えないロストバゲージ。荷物を見つけるためにたくさんの書類を提出したり、海外旅行保険や補償を申請したりする必要があります。荷物の現在地がわかるまでに約3〜5日もかかる場合もあるそうです。海外出張でスーツを入れておいたのに、ロストバゲージでミーティングに着て行く服がなくなった、なんてことが起きてしまうのがロストバゲージです。

そこで登場したのが、GPS機能が搭載されている手荷物追跡IoT。スーツケースにGPSが付いているものがあり、その機械とスマホをつなげます。

Lugloc:小型のリモート機で荷物の現在地をしっかり把握

画像: Lugloc:小型のリモート機で荷物の現在地をしっかり把握

https://lugloc.com/

Luglocという小型のデバイスにGPS機能が搭載されています。事前にデバイスを充電し、スマホアプリと連携。預けるスーツケースやボストンバッグにデバイスを入れておけば、あとは目的地に着いた時にスマホから荷物の現在地を確認するだけです。

Samsonite: GeoTrak R:スーツケースに追跡機能がもうついてる!

画像: Samsonite: GeoTrak R:スーツケースに追跡機能がもうついてる!

http://shop.samsonite.com/luggage/spinner-luggage/samsonite-geotrakr-21%22-expandable-spinner/658571041.html

こちらは旅行バッグ有名ブランドのサムソナイトがプロデュースするIoTスーツケース。スーツケースに付与されているIDを専用のスマホアプリに登録し、bluetoothで接続、スーツケースの追跡をスマホからできるようになります。

また、このようなGPS機能は、ロストバゲージだけではなく、海外での盗難にも効果的です。カフェやレストランなどで目を離したすきに盗まれていたということも可能性はゼロではありません。万が一盗難に遭ってしまっても、GPSが付いていれば自分の荷物の現在地がわかります。警察に報告をするときも、説明がしやすくなります。

《BEFORE》IoT導入前:荷物を探すのに書類の提出を踏まえて3〜5日間
《AFTER》IoT導入後:IoTとスマホが繋がれば、1〜2分で発見可能

IoTの力を借りて、無駄な時間を徹底排除。空港でのストレスフリー実現へ

画像: IoTの力を借りて、無駄な時間を徹底排除。空港でのストレスフリー実現へ

チェックインなど手続きする時間が短縮されれば、空港内のお店を利用する時間も増え、ショッピングを楽しむなど、より有意義な時間を過ごすことができるようになるでしょう。

空港IoTは、こうした空港でのストレスを軽減し、利用者の出張や旅行をもっと快適で楽しいものにするだけでなく、空港内での経済活動を創出することにも寄与する可能性があるのです。

ユーザーにとってアプリは導入コストがほとんどかからず、すぐに始められることは大きな魅力。出張が多い方、旅行であちこちを行き来する方にとっては、早速次のフライトから利用できますね。

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