現在、先進国では食料の大量廃棄が問題視されています。新鮮でまだ食べることができるはずの食べ物が食べられないままに腐ってしまい、結果として大量のゴミになることです。その課題を解決するために冷蔵庫に設置するカメラIoTが開発されました。

イギリスのロンドンにあるスタートアップ、smarter。こちらの会社では、キッチンのIoTに関する製品の製造と販売を手がけています。自動タイマーセットができるケトルやコーヒーメーカー、そして冷蔵庫の中に設置する「カメラ」です。

カメラは冷蔵庫の中にある食料品がいつまで保つのかを管理し、スマホアプリで知らせてくれる仕組みを担っています。例えば、「トマト缶はあと7日で賞味期限になる」「ヨーグルトはあと2日で賞味期限」といったことを通知してくれます。冷蔵庫の中を撮影してくれるので、何がないのかも確認できます。

今回は、家計にいい影響をもたらしてくれて、地球に優しいIoTをご紹介します。

先進国の大量廃棄の社会問題をクローズアップ

画像: 先進国の大量廃棄の社会問題をクローズアップ

イギリスの老舗新聞であるガーディアン紙によると、イギリスでは年間あたり£13 billion(日本円で約1兆円)ほどの食料廃棄があると言われています。廃棄される食料のほとんどは、まだ食べられるもの。

“Of the food thrown away, 4.4m tonnes was deemed to be “avoidable” waste that was edible at some point before it was put in the bin or food waste caddy – such as bread that goes mouldy – compared with 4.2m tonnes in 2012.”

「2015年に破棄された食料のうち、440万トンはゴミ箱に捨てられる前に破棄を避けることができ、まだ食べられるものでした。パンなどはカビが生えてしまっています。2012年は420万トンでした。」

“That meant the average UK household wasted £470 worth of food, which went in the bin when it could have been eaten.”

「この数値は、イギリスの1世帯あたりの家庭が470ポンド(日本円で約68,000円)もの食べ物を無駄にしているという計算になります。」

“Between 2007 and 2012, the total amount of household food waste fell by 15%, and avoidable food waste dropped by 21%, thanks to rising food prices and changes to labelling to simplify use by date advice – alongside campaigning to raise awareness. But the latest figures show the food industry has failed to meet a commitment to cut household food waste by 5% between 2012 and 2015.”

「2007年から2012年にかけて、家庭から出る食料廃棄量は例年に比べて15%下がりました。そしてまだ食べられる食料の廃棄については21%もの減少です。これには食料の値段の高騰や賞味期限の表示をよりシンプルにさせたことが背景にあります。しかしながら、2012年から2015年にかけては5%の減少しか達成できませんでした。」

出典:UK throwing away £13bn of food each year, latest figures show
https://www.theguardian.com/environment/2017/jan/10/uk-throwing-away-13bn-of-food-each-year-latest-figures-show

このようにイギリスでは、食料廃棄が社会問題になっています。各家庭から出るゴミとなった食料は、購入したにもかかわらず、食べられることなく廃棄していることが原因のようです。

冷蔵庫の中身をIoTで管理するツールがある

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イギリスのスタートアップであるsmarter社は、キッチンに特化したIoT製品の開発と販売で知られています。dropでもキッチンIoTとしてコーヒーメーカーIoTを紹介したことがありました。そんなsmarter社は冷蔵庫に設置するカメラを開発しました。

その名も「FridgeCam」。Fridgeとは、Refrigerator(冷蔵庫)の略称のことであり、英語圏では冷蔵庫のことをFridgeと呼ぶことが普通です。値段はひとつあたり149ポンド(日本円で約22,000円)です。

FridgeCamは冷蔵庫の中を常に撮影し、スマホと繋げます。そのため、買い物に行った際にスーパーでスマホのFridgeCam専用アプリから、冷蔵庫の中を見ることができるんです。「先週に買ったのに、買ったことを忘れててまた買ってきてしまった」というちょっとしたトラブルを未然に防ぐことができますね。冷蔵庫にあるものとないものをメモしておく必要もなくなるのです。

冷蔵庫の中を常にチェックできることから、買いすぎることもなくなりますね。そのため食費の節約にもなります。食料廃棄だけではなく、家計の手助けもしてくれるIoTなのです。

また、食料品の賞味期限を管理する仕組みも。冷蔵庫の奥の方に隠れてしまって使わずに腐っていってしまう前に、FridgeCamが通知で知らせてくれます。

「Strawberry Yogurt Expires in 2 days」とスマホに表示されたら、いちごヨーグルトがあと2日で賞味期限がくるということです。賞味期限をうっかり忘れるということもなくなりますし、冷蔵庫の中のものをまんべんなく消費していく癖がつくことでしょう。

家庭から社会問題にも取り組め、無駄をなくすことで家計の無駄使いも抑えることができる

画像: 家庭から社会問題にも取り組め、無駄をなくすことで家計の無駄使いも抑えることができる

イギリスだけではなく、日本やアメリカなどの先進国でも深刻な社会問題である食料廃棄。自分ひとりが頑張って無駄遣いを減らしても、世界は変わらないと思ってしまう人も多いことでしょう。しかし、ミクロな視点で個人レベルからできることを始めることこそが、世界の食料廃棄をなくすための第一歩になります。ひとりひとりの力が積み重なって、大きな成果を生み出せるようになります。

このような社会問題もIoTという最新テクノロジーの力を活用することで解決へ向かっていけるようになりました。個人レベルから始められる対策として、冷蔵庫にカメラ機能がついたIoTを設置することもひとつの手段でしょう。環境に優しい活動を地道にやりながら、食費の節約をしてみませんか。

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