VRと言えば、例えば架空の世界を冒険する、あるいは自分では足を踏み入れられない局面を体験するなど、ゲームや遊びの要素が強いですが、技術の進歩によって実生活でもさまざまなシーンで取り入れられ始めています。中でも、ヘルスケアの世界においてVRは大きな可能性を持っていると言われています。ここでは、海外のメディアに書かれていたVRの持つ可能性に関するアイディアを紹介していきます。

ヘルスケアシーンで活躍するVR

画像: ヘルスケアシーンで活躍するVR

VR(Virtual Reality=バーチャル・リアリティ)は今やゲームシーンなどエンターテインメントシーンで活躍するのみの存在ではなく、ヘルスケアなど、実用的な場面での活用も増えつつあります。例えば、医学における教育シーンでVR心臓移植を擬似的に学ぶなどといったことも可能になると言われていますが、実際にVRがどのようにヘルスケアシーンで活用されるようになるのでしょうか。南カリフォルニア大学のテクノロジー分野の第一人者である医学博士・アルバート・スキップ・リッゾ氏は以下のようにVRのポテンシャルを分類しています。

Distract and Expose

VRを利用することで、痛みを抱えている、トラウマを抱えている、あるいは恐れから来る精神的なストレスを感じているような人々が、例えば、森林の中を穏やかに散歩したり、一生忘れられないような夕陽を眺めたり、あるいは素晴らしいビーチで豊かに過ごしたりといったことを体験することが可能になります。
また、何か特別なものに対し恐怖を感じる恐怖症やトラウマなどといったものの解消にも役立ちます。仮想現実に没頭させることで痛みを忘れさせる治療を実際に世界中のさまざま病院で行っているappliedVR社では、そのような体験を可能にするtherapeutic VR pain platformというプラットフォームを提供しています。一般的な治療に比べ、VRでの治療の優位性は以下のキーワードによって説明することができます。

Motivate and Measure

VRによって、患者はリハビリテーション・セラピーなど、治療によりいっそう没頭できるようになります。リハビリにはさまざまなプログラムがありますが、例えば登山などといったアクティビティもVRのシミュレーション・プログラムによって体験することができます。ヘッドセットの動きによって頭の位置を計算、更に視線に反応するテクノロジーも適用されるなど、最新テクノロジーがふんだんに使われており、患者は、実際に登山をしているかのように、架空の世界に没頭することができるのです。

Engage

VRでは本やテレビなど旧来のメディアでは提供できなかったような体験をすることができます。例えば、患者は、高血圧という状況をビジュアルで確認すべく、人体の中身をリアルに見られるようになります。また、喫煙による肺への影響なども視認が可能になります。

加えて、VRの経験は記憶力を高めます。ワシントンにあるメリーランド大学は2018年6月に、デスクトップ・コンピューターやタブレットなどの2次元のプラットフォームに比べ、VRによる体験では記憶力が8.8%向上しているという発表を行いました。

また、少なからぬ数の病院や大学でVR、またその兄弟分のテクノロジーとも言えるAR(Augmented Reality=拡張現実)によってこれまでとは違った成果が出始めているという声も聞かれています。

代表的なヘルスケア団体の1つ、Duke University Medical Centerでは、乳がん治療でキモセラピー(化学療法)を受けている女性に対し、良好な結果が得られているようです。キモセラピーを受けている間に、アート・ギャラリーのツアーや深海でのダイビングツアーなどを行うことで効果の高まり、そして苦痛の軽減が見られています。

また、Cedars-Sinaiという医療機関では、VR ゴーグルを使った利用によって患者から24%の苦痛軽減の声が上がっているそうです。

その他、例を挙げれば枚挙に暇がないほど多くの関係機関から良い成果が報告されています。

VRが医療界に与えるインパクトは更に大きくなっていく

画像: VRが医療界に与えるインパクトは更に大きくなっていく

アメリカの都市ルイビルに拠点を置くBehaVRという会社では、VRを使用して健康的な行動についての教育や、やる気を起こさせることで心身を活性化させることを目指したプログラムの開発を行っています。

ファウンダーであるAaron Gani氏は「私たちの健康の多くは、私たちがどのように日々を過ごしているか、ストレスをどのように処理しているかなど、毎日の行動によって決まります。私たちのプログラムによって、人々はストレスを抱えずに、日々健康につながる行動を選択できるようになります。人生において「経験」が最良の教師であるならば、その「経験」をVR を通して、することができるわけです」

同社のプロジェクトに関わらず、現在、世界中でさまざまなシーンでVRの活用が期待されており、実際に大きな動きを見せています。しかし、一方でその開発コストの高さは、開発者たちの悩みの種でもあります。

VRやARのプロダクトやサービスの開発は、2017年には1案件辺り91億ドルだったものが2021年には何と1,600億ドルにまで膨れ上がるとの見積もりがされています。

中でもヘルス関連の開発に関しては、開発費用はかなりの額になります。Duke大学のZachary Rosenthal教授は「ハードウェアとソフトウェア開発のコストの減少は急務。それによってVRが医療界に与えるインパクトは更に大きくなる」と話しています。

VR活用の更なる未来

画像: VR活用の更なる未来

長年の間、コストの問題から、VRテクノロジーは小規模な臨床研究に追いやられてきたという実情があります。しかし、その開発コストが下がり、技術が進歩すれば医療への組み込みは指数関数的に増加することは確実でしょう。医療に関わる研究全体が急速に加速し、またこれまでよりもはるかに深く定着していくことが予想されます。

それにより、患者の健康への理解も深まり、結果心身を健康に保つ行動を取ることが可能になっていきます。そして医者もまたそのスキルを挙げ、彼らの外科手術もより安全なものになっていくことでしょう。

患者が自らの行動の変化で健康になっていくことで病院に行く絶対数もまた減って行きます。それにより、ヘルスケア全体にかかるコストは更に減って行くことが予想されます。

このようにVRは医療の未来を変えて行く大きな役割もまた担っていることになります。今後はますますヘルスケアシーンにおいてVRなどのテクノロジーがスタンダードになっていくことは間違いないでしょう。

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